内省(リフレクション)って、言葉をモグモグすること

レッド

written by 田野百萌佳

言葉:吉田誠吾 / インビジョン代表(@hi-seigo

わたしたち人間って、お腹がグーとなって、食べ物を口でモグモグして、 食道をとおって、胃でグルングルン全長6〜7メートルの小腸で、栄養分を吸収、残りを大腸で固めて、 便として、排泄する生き物じゃないですか。

冒頭から恐縮です。久々のコラム、内省について自分なりの考え、赤裸々な写真とともに、いかせてください。

コロナの緊急時代宣言が緩和され、3ヶ月に一度のインビジョン納会である「おダシ祭り」。コラムの趣旨とはちょっとズレてますが、久々、オフラインで集まって嬉しかったので掲載。

内省で大事なのは「なんで?(WHY)」という自分へのアラート

食べ物はモグモグする習慣があるのに、言葉をモグモグしないで、そのままゴックンしちゃってる人って多くないですか?子供には 「よく噛みなさい!」とか言っちゃってるのに。(子供の方が、「なんで?」「なんで?」って世の中のことをモグモグしたがっているのに、大人は反対車線にしれっといる感じ。 この続きはよく考える力で詳細書きます)

で、わたしも子供が2人いるんですけど、大晦日、息子に「ねえ、お父さん。なんで除夜の鐘は108なの?」って不意に聞かれて。やべーてなって。108は煩悩ってのはかろうじて知ってるけどそこで終点。煩悩という言葉をゴックンしちゃってたわけですよ。

煩悩界のダークヒーローは無知

無意識にスルーしちゃってる言葉”煩悩”をモグモグしてみますね。 煩悩とは、人間の心を乱すもの。 煩悩108の中で、三毒とは貪とん・瞋じん・痴ち

貪:むさぼり・必要以上に求める心
瞋:怒り・憎しみ・妬みの心
痴:おろかさ・愚痴・無知

その中でも、最悪なのが「痴/無知」なんですって。例えるなら、映画「ダークナイト」ヒース・レジャーの圧倒的な悪といった感じでしょうか。この話をほりさげると1万文字ぐらいいっちゃって、戻ってこれなくなるので、今日は我慢します。

戻ります。釈迦は、まず煩悩の働きを止めるのは気づき(念)であり、そして根源から絶するものは般若(智慧)であると説いている。智慧とは世の中の真理を知ることを指す言葉。ふ〜ん、なるほど。モグモグよく噛むと、お米と一緒で味わい深くなるんですね、言葉って。

鳥の目、虫の目、魚の目よりも、人間の目、親の目

 

あ!ちょっと待ってください。この段階で、思考の旅終了!だと、頭でっかちになるだけ。学びって答えを知ることでは決してなくて。研究者、先人たちの言葉、思想からヒントをえて、自分なりに咀嚼して、新たなアングルから見て、アクションにつなげらることが学びなんだと思うんです。

虫の目 観察する
鳥の目 俯瞰する
魚の目 時流をよむ
よりも
人間の目 人間って奴は?を知る
もっと言うと
親の目 結局は愛

が大事なのでは!

内省の出発地点は無知の知

遠回りしちゃいましたが、ここから内省、リフレクションという言葉をモグモグしていきます。 内省をウィキペディアで調べると、人間が内観を行使する能力と基本的なる自然な感情、目的および本質について深く鑑みてみるというその意欲のこと。「は?」サンドイッチマン風に言えば、”ちょっと何いってるかわかんない”状態。

もっとシンプルで深層心理をえぐっている言葉を捜索。すると、古代ギリシャの哲学者ソクラテスの言葉「汝自身を知れ」、もうちょっとモグモグすると、哲学の概念を表している言葉「無知の知」にたどり着くわけでよ。 すごくないですか、子供の問いって?なにげない問いから、仏教、ギリシャ哲学がつながってきちゃうんですよ。

さらに突っ込んでいくと、中国やギリシャやインドで、紀元前500年前後「知の大爆発」が起こり、ソクラテス、孔子、釈迦が生まれ、およそ人間が考えることの全てがこの時代に生まれたといわれているみたいです。(わたしと同世代が思い浮かべるのは甲子園の松坂世代みたいな感じ)。 もしも、タイムマシーンで過去の歴史に触れられるとしたら、紀元前500年頃に行って、ソクラテス、孔子、釈迦と酒盛りしてみたいもんです。

内省って、実際に起こった自分の考えや行動について、振り返ること。さらに詳しいことは本「学習する組織」 、本「リフレクション」などで情報収集してみてください。

内省のアンラーン=自分のアクを取ること

アインシュタインは「常識とは、あなたが18歳までに身につけた偏見の塊である」と言葉を残しています。つまり、内省の技術であるアンラーンしろよ、と気づきを与えてくれています。アンラーンとは過去の学び、成功体験、固定観念を手放す行為です。このアンラーン、おダシ屋インビジョンとしてモグモグすると、アンラーン=アク取りと言葉の再定義しています。

おダシ屋インビジョンとして、生きた情報、届けます

内省、リフレクションの習慣って、働く幸せを感じるかっこいい大人の必須アイテムだとガチで思ってます。「なるほど、参考になりました」って、明日には完全にこの情報をリセット。みたいだとぜんぜん意味がなくて。具体的な行動を起こすきっかけになれば幸いです。

内省を習慣化するポイントは3つ

①紙とペン。紙とペンなんですよ
うちのスタッフには、「銀座の伊東屋とか、ビレッジバンガードなど文房具、雑貨満載なお店にいって、お気に入りのノート、ペンを自己投資として買ってきたらいいのに」とアドバイスしています。

②自分を起爆させる、魔法の言葉を持つ
RADWINPSの曲「正解(18FES VER)」風にいうと、「よ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜い、はじめ」。
内発的動機を奮い立たせる、ルーティーン、魔法の言葉をもっているひとって内省界の黒帯みたいに強いですよね。

③内省の予定時間を確保
内省の時間は大切な時間としてグーグルカレンダーに入れちゃう

内省ってホント大事。ひとりでも多くの方に想いが届け〜!

#ご機嫌な人生を
#おのおの抜かりなく

吉田誠吾ツイッターアカウントはこちら↓

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