目指すは経営者!グローバルパートナーズ新卒1年目の成長記録

ピンク

written by 田野百萌佳

「イントレプレナー(社内起業家)を育てる」という育成方針を持つグローバルパートナーズ(GP)。入社希望者の中にも、「起業したい」「経営者になりたい」という夢を持って入社する方は少なくありません。2021年に新卒入社した南口さんもその1人。「経営者になる」という目標を持ちGPへ入社した彼女が送った新卒一年目とはどのようなものだったのか?実際に目標へ近づいている感覚はあるのか?など、その成長ストーリーを、夢を持って社会に出るみなさんにぜひ読んでいただきたいです。

南口葵さん

南口葵さん

【入社後の略歴】
2021年6月 人材事業部
2021年10月 YouTube営業部
2022年1月 YouTube制作部
2022年4月 リーダーに昇格
2000年 北海道生まれ。2021年6月入社。高校生の頃から、父の影響で経営者を目指す。 高校卒業後、アメリカのカレッジにてビジネスマネジメントを学び、卒業後GPに新卒入社。 入社からちょうど1年経った現在は、YouTube制作部最年少でありながら持ち前の明るさと発言力でチームの盛り上げ役に。

「自分もなれるかも!」父の影響で経営者を目指し、渡米

↑アメリカ留学時の南口さん(最右)

 

ーーー新卒で入社されたとのことですが、どんな学生生活を送っていたのですか?

 

南口さん(南口):父の影響で、高校生の頃から経営者になるのが夢でした。
私も部活でキャプテンをしていたのですが、誰かに指示を出しながら仕事をしている経営者の父を見て、「自分もなれるかも!」って思ったのがきっかけです。
高校卒業後はビジネスを学べる学校を探していたのですが、日本で行きたい大学が見つからなくて。それで、アメリカに渡米しました。

 

ーーー高校生のころから経営者を目指していたんですね。アメリカでの学生生活で学んだことは何かありますか?

 

南口:そうですね、、、。ちゃんと研究もして単位とって卒業したんですけど、正直授業の内容はあんまり覚えてないです、、。(笑)

ただ、「人って、話さないと伝わらない」ということはアメリカに行ったからこそ痛感しました。私も言いたいことははっきり言う方だと思っていたのですが、アメリカだともっと言う人が多くて。特に、「この人と仲良くしたい」とか、お仕事でも「長くお付き合いしたい」とかって、言わないと伝わらないな、と。それって生きていく上で大事にしたい人を増やすうえで必要なスキルだな、と感じたので、「ちゃんと言うこと言って、相手の意見もちゃんと聞こう」とより心がけるようになりましたね。

 

ーーー「話さないと伝わらない」という学びも素晴らしいですが、「相手の意見をちゃんと聞こう」というところにまで昇華なさっているのが目から鱗です!授業内容を覚えてらっしゃらないのは、、GPでより実践的にビジネスに触れていらっしゃるから、でしょう!(笑)

 

「すみません、何もわかりません」選考時の素直さが功を奏し、GPへ入社

↑GP山本社長と。

 

ーーーでは、カレッジ卒業後にGPに入社したのにはどんな経緯がありましたか?

 

南口:本当は卒業後もどこか海外へ行きたいと思っていたのですが、卒業の時期がちょうどパンデミックと重なってしまって。これは多分待っててもなかなか行けないな、と思い帰国を決めました。ただ、英語を使ったり、グローバルな仕事をしたいとは思っていて。一応新卒なんですけどアメリカのカレッジが8月卒業なので、日本の大学に通っている子たちとは就活の時期が違って就活の仕方がよくわからず、なぜか転職サイトで「海外 仕事」みたいなキーワードで会社を探してたんです。そしたらグローバルパートナーズが一番上に出てきて!地元が北海道なので、東京にも住んでみたいと思って応募しました。

 

ーーーやはり動機は「グローバルな仕事がしたい」だったんですね。GP選考時で印象に残っていることはありますか?

 

南口:GPしか選考を受けていなかったので、面接もはじめてだったんですよ。いざ行ってみると、人事の手島さんが会社説明をしてくれたのですが、難しくて何も理解できなくて。「なにか質問ある?」って言われた時に、「ないです。ごめんなさい。本当に理解ができてません。」って言ったのを覚えています。そこからまた噛み砕いて教えて頂いて、最終的に「どう?」って言われたので「楽しそうです!」って言って帰りました。(笑)「ああ、落ちたな、、。」と思っていたのですが、受かってて。

 

ーーーほとんどあんまり会社のことを理解していないところから「他の企業も調べてみよう」とならずにGPに入ろうって思った一番の理由は覚えていらっしゃいますか?

 

南口:選考が進む中で、人事の大田さんがZoomでカジュアル面談をしてくれたのですが、その時に山本社長も含め社員さんが7,8人ぞろぞろ入ってきて。(笑)「見たことある人だ!」みたいな感じでワクワクしてたんですけど、すごくその人たちの会話が楽しそうだったんです。気を使うこともなく、ポジション関係なくフラットに話してて。日本の企業って結構上下関係ちゃんとしなきゃ!というイメージを持っていたので、和気あいあいとしている雰囲気を見て「ここだったら頑張れそう!」と思ったんです。私の中で、「どこで働きたいか?」を決めるのってやっぱり「人」なんだな、と実感しました。

 

ーーー 一方で、内定が出た時の決め手って聞いたことはありますか?

 

南口:大田さんから、「わからないことを素直に『わかりません』と言える素直さがよかったんじゃない?」と言われました。(笑)

 

「経営者になるって簡単じゃないんだな」と痛感した新卒1年目

 

ーーー次に、入社してからの1年を振り返っていただきたいです。

 

南口:入社して東京本社で研修を受けた後、人材事業部(海外人材と日本企業のマッチング)で企業の代表相手の営業からスタートしました。働くこと自体が初めてだったのですが、テレアポ2日目にまさかの受注ができたんです。それが最初の成功体験だったのですが、その後はもちろんKPIもそれを達成するためのスケジュールも計画通りにいかないことがほとんどで。目標というゴールがあれば、それを達成するための小さなKPIがいくつもあって、さらにそれを達成するためにスケジュールを立てなければいけない。「未達」という言葉がとにかく嫌いだったので、死ぬほどロープレしたり、先輩の商談に同席させていただいてコツを掴んでました。
2,3ヶ月して、後輩が入って来ると、自分がロープレをする立場になり、先輩や同期と同じアドバイスをできるようになり、成長の手応えを感じるようになりました。心がけていたのは、何か問題があればその場で原因追求して、その場で相談して、どうしていくかを考えること。その上でできるようになったのは、何事も物事を定量的に見ることでした。

 

ーーー入社して2,3ヶ月で、苦戦しながらも成長のコツをひとつふたつ身に付けた実感があったのですね。それ以降はいかがでしたか?

 

南口:入社して5ヶ月後、人材事業部からYouTube営業部に異動しました。いろんなことがやりたいという気持ちはあったのですが、実際に異動すると人材事業部とはサービスもテレアポも商談内容も違い焦っていました。その結果、まずはサービスの仕組みに触れたほうが良いということでYouTube制作部に異動しました。
人材事業部からYouTube事業部に異動した時は、「成長」という感覚があったのですが、正直、YouTube営業部から制作部への異動ではその実感がなくて。人事の方に後で聞くと、そんなことないと言ってもらえたのですが、私自身は知識も成果も振り出しに戻ったような気がして。SEOの知識であったり、覚えることが山のようにありますし、その企業にあったソリューションを提案するので、これといった型が無くかなり苦戦していましたね。

 

ーーー成長のコツを掴んだ矢先に。その壁は現在は乗り越えられていますか?

 

南口:そうですね、いい感じです。苦戦していたのが入社半年経ったくらいのころだったのですが、今はちょっと昇格して責任感も増しました。

 

ーーーおお!何もわからないところから、昇格に至ったのってどういう経緯があったんですか?

 

南口:異動してすぐは基本的にお客様対応はなくて、動画の確認やキーワード選定が多かったのですが、今は1人で80社以上のお客様を担当して、お客様の企業ごとにそれぞれ状況報告したり、それに合わせて次どんな提案をしていこうかな?と自分で考えられるようになってきました。
最初はレポートの現状報告する時とかもどうやって現状報告したらいいのか分からなかったですし、お客様ごとに一人一人が課題が違うので何をヒアリングすればいいのかな、みたいな感じでした。
制作部マネージャーの加藤さんのレポートのログをとって、それを全部文字で書き起こして最初はそれを読む、みたいな感じで徐々に慣れていきました。
それを繰り返しながら、一人一人違うお客様に寄り添えるようになっていきました。

 

ーーーGPのみなさんは、表向きは昇格が早くて華々しく成長してらっしゃると感じることもあるのですが、やっぱり裏での地道なロープレだったり努力量が底知れないなといつも感じます、、、。

 

南口:たしかに、みんなやってますね。

 

ーーー1年間働いてみて、経営者になるという目標に少しでも近づいている感覚はありますか?

 

南口:どうなんですかね。わからないですけど、「経営者になるってこんなに大変なんだ!」と感じるくらいには、経営者に必要な要素が見えてきたかなというところではあります。
やっぱり、YouTube制作部で経営者の方とのコミュニケーションが増えたことで、ただ商材を売って終わりでななくて、何で今それが売れてるのか、その会社だけじゃなくて、業界全体でその動きなんだ、など上流から知る機会が増えました。

また、山本社長がよく「企業は学校」だと言っていますが、本当にそうなんです。やっぱり会社が「イントレプレナー(社内起業家)」を育てることに力を入れてるので、役員クラスと同じ内容のeMBA(GPオリジナルのグロービズオンライン学習講座)を受けることができたり、社長との距離が近いので直接いろいろ聞けるので。まだ、話を全てを理解できているわけではないですが、理解するように頑張ろうとしてます。わからないことに直面するごとに、1つ1つ知識を増やしている感じです。

多分、入社したての頃に社長とかに「今会社のキャッシュがこうで、ストックがこうで、ショットでいくら入ってて、、」とか言われても理解もできなかったと思うのですが、YouTube制作部に異動してから上長の方が「今経営会議でこういう話をしていて、だからこれをしないといけないんだよ。だから何がこれくらい必要で」っていうのを具体的に落とし込んでくれる機会が多くて。なので、「会社のキャッシュって今どのくらいあるんだろう」「これくらいの人件費がかかっているのか、てことはこれくらいの売り上げが必要なのか」「だから今ここに力入れてるんだ」と自ら考えることができたり、逆に「私達にそれ降りてきてないですよ」とか「じゃあもっとこうしなきゃいけないって事ですよね」とか自分から質問出来るようになって。その上で会社に対して新しい提案もできるようになりました。

 

ーーー経営者という夢があるとはいえ、新卒1年目で自ら経営視点を持てているなんて!会社に対しての新しい提案というのは、具体的にはどんなものでしたか?

 

南口:1つは人事制度に対してですね。当時のYouTube制作部の人事制度に納得がいかなくて、最初は上長に「なんでこれはこうなってるんですか?これおかしくないですか?社長に提案しましょうよ!」と詰め寄ってて。(笑)でも、その上長が「それをそのまま伝えても、社長からは絶対こう返ってくるよ。だからもし提案するなら、制作部のクリエイターさんやカメラマンさんが今どれくらいいて、どれだけ費用がかかってて、今ストックがどれくらいあるから引いたとしてもこれだけ残る、というところまで計算すれば『じゃあここ還元してくださいよ』って言えるよね」とアドバイスをしてくれました。それで、その通り計算して社長に提案しました、飲みの席で。(笑)

 

ーーー素晴らしい!それで社長はなんと?

 

南口:NOとは言われなかったですね。社長なりの考えがあってすぐに実現は難しいとのことだったのですが、なぜ難しいかがそこでわかったので納得しました。

 

ーーー確かに、理由がわかればそれもまた学びですよね。他には何か提案したことはありますか?

 

南口:あります。これは実現できたんですけど。以前は朝礼が死ぬほど長かったんですよ。(笑)  全員で共有確認するのはもちろん大事なことなんですけど、にしても長すぎるな、と思っていて。というのも、共有事項を全て口頭で共有していたからで。でも、スプレッドシートで管理して、朝礼では1日のコミット目標もそこに書いたものを確認するようにしよう、と提案・実行しました。そうすると、20分かかっていた朝礼が5分に短縮できて、業務が捗るようになったんです。

 

ーーー「現場はこう思ってるのになかなか上が変えてくれない」という他責思考も横行する中で、こうやって現場から、しかも若手から意見を上げて改善している例があると、「本当は自分たちで変えられることがあるんだ!」という発見になります。 

 

GPには、尊敬できる先輩がたくさんいる

↑会社の飲み会にて(左奥から2番目)

 

ーーーでは、南口さんから見てGPの好きなところはどこですか?

 

南口:やっぱり人ですね。尊敬できる人がたくさんいます。だから辛くても相談できるので、内に秘めて爆発しちゃうこともなくて。あと相談したときにみなさん明確なアドバイスをしてくれるし、否定しないんですよね。だから、聞き辛さも一切ないんです。みなさん私の意見に同意をしてからアドバイスをくれる。「ああこういう考えもあったのか、すごい勉強になるな」って発見できます。その度に「自分、子供だな」とも思うのですが。(笑)

 

ーーー聞き辛さがないっていいですね。GPの中で目標にしてる人はいますか?

 

南口:やっぱり、社長はもちろん尊敬します。今だけ、自分が働いているうちのことだけじゃなくて、そのずっと先のことまで考えて事業をしているんだな、そこまで考えないといけないんだな、と勉強になります。

また、人材事業部で直属の上司だったレオさん(流尾さん)は本当に永遠に尊敬できる人です。みんなに愛されていて、盛り上げる力もありますし、一人ひとりをよく見てマネジメントしてくださるし、説得する力もあるし、本当にすごいなって思います。

あと、YouTube事業部マネージャーの加藤さんも。加藤さんも皆から好かれて慕われているという面があるのですが、商談がすごいんです。各お客さんの課題解決を一番に考えて論理的に提案していて、本人曰く「受注できない気がしない」んですって。

それでいて、「俺すごいだろ」って態度を絶対にしないんですよ。私が相談しても、「僕も元々は出来なかったよ」「わかんなかったら持ち帰ればいいんだから、僕はそうやってたからね」って必ず言ったうえで、「もっとヒアリングしてみ、今日じゃあこれ質問してみるとか気にかければいいんだよ」って具体的にアドバイスしてくれるんです。
私も真似したいんですけど、それだけの知識量が必要なので、まだまだ時間がかかるな、と思っています。

 

夢はお父さんみたいな経営者。ずっと先の世代まで考えられる経営者になりたい

↑幼い頃の南口さんとお父様

 

ーーーでは、南口さんの今後の目標を改めて伺いたいです。高校生の頃から経営者を夢見ているとのことですが、実際に1年間社会で働いてみて、その思いが強まっている感覚などありますか?

 

南口:そうですね。経営者になりたいことはなりたいんですけど、早くなりたいと思っていたのが、別にすぐじゃなくていいという気持ちに変わりました。自分の実力が全然足りてないですし、もっといろんな事経験してから考えたいと思うようになりました。

ゆくゆくは以前から興味があった海外や異業種で働いたりもしてみたくて。私は今日本で、WEBマーケティングや人材紹介には携わってきたけど、他にも向いてることってあるかもしれないじゃないですか。飲食経営ってどうなってるんだろう?ホテル経営ってどうなってるんだろう?とか普通に気になりますしね。色んなとこで働いて、各業界どう動いてるのかを見てみたいです。またGPも、そういうことを応援してくれる会社なんです。

ただ、直近は、今いるYouTube制作部をもっと売上を作れる部署にしていきたいという気持ちが強いです。制作部って、相手の気持ちを考えられる人がとても多いんです。何か思ったことがあれば、裏でではなくちゃんと直接言うし、今皆が何をしているのかをちゃんと全員把握しようねっていう意識が強いんです。そういう環境もあり、しばらくは制作部で貢献したいなとも思っています。

個人のポジションでいうと、今リーダーなので次のプレイングマネージャーを目指しています。そのステップとしては、1人で商談で提案をバンバン出来るようになる、1人でお客さん対応をこなせるようになること。まだまだそこに伸び代があるので、そこは確かにできるようになって上がりたいです。

 

ーーーそうですよね。まだ社会に出たばかりで、毎日いろんな業種の企業さんと携わる中で、いろんな経営に興味が湧くのは当然ですよね。また、それを応援してくれる環境にいられるというのは魅力的ですね。

ーーーその上で、将来経営者になるとしたら、こういう経営者になりたい、などは考えていますか?

 

南口:うーん、、、うちの父親ですかね。子供の頃は経営に関しての話をすることはそんなになかったのですが、今ではよくしていて。父親も山本社長と同じく、やっぱりはるか遠い未来を考えて経営しているんですよ。例えば、父は塗装会社を経営していて、今はバリバリ働けているけど、自分が仕事できなくなった時にどうやってキャッシュ入るようにしようかな、その時のために考えてこういう事業しようとか、業界的に人手が足りない、だったら子どもたちにものを組み立てる楽しさを知ってもらえるようなことを事業にしようとか考えていて、「なるほど確かに、そこまで考えられるのはすごいな」ってすごい尊敬しているし、私も自分のずっと先の世代を見据えて事業ができる経営者になりたいです。

 

ーーーやはりお父様の姿は偉大ですね。

ーーーでは最後に、南口さんと同じように経営者を夢見て求職者の方へメッセージをお願いします!

 

南口:私も社会に出たばかりなのでまだまだですが、何をするにも知識ってすごく大事だなって思って。知識があるだけでも話題が広がると思うんです。違う分野の知識を組み合わせて何か新しいものを生み出すこともできるかもしれない。色んなとこで働きたい理由の一つも、いろんな所から知識が欲しいからなんです。

あ、もしGPの面接している時の私に言葉をかけるなら、「もっと勉強しろ」って言いたいです。「分からない」って言う勇気も大事ですけど、自分から知ろうとするのが大事だよ、と皆さんにも伝えたいです!

 

取材後記

新卒1年目ながら、自分の意見をはっきりと言語化してくれた南口さん。経験したことから1ランク上の学びに自ら変換する姿が印象的でした。また、GPの育成スタイルの1つでもある「経営者目線」。南口さんがそれを制作部で体現しているエピソードから、現場から経営者目線でものを考えることも十分可能なんだ!という気づきがありました。今後、さまざまな分野で経験を積んで成長していく南口さん、そして経営者を目指しこの記事を読むみなさんをダシマスは応援しています!

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