チーム育成に奮闘中の同期2人が目指す、「グローバル人材」とは?
written by 田野百萌佳
今回は、GPの中でもとりわけグローバルなシーンで活躍したいという思いの強い、アリサさん、別府さんにインタビュー。同期入社で、今ではチームを率いるポジションに立つお二人。それぞれが目指す「グローバル人材」というビジョンや、それに向けて心がけていることを伺いました。
チュア・アリサ・メイさん
1994年10月8日生まれ。2015年8月にインターンとして入社し同年10月まで稼働。 2019年5月に再入社しグローバル人材事業部に配属。2021年4月サブマネージャーに昇格。 同年10月~マネージャー(大阪拠点の責任者)に昇格。いつも明るく、元気なGPの太陽的な存在で、声が大きく、写真を撮るのが大好きなことが特徴。“年齢・性別・国籍、一切関係なし”を掲げるGPの体現者。入社後1年以上数字が上がらなかったが、踏ん張り続けた根性の持ち主。今では飛ぶ鳥を落とす勢いのセールスパーソンとなった彼女も、拠点の責任者を任されるまでに成長。自身のバックボーンから、社内だけにとどまらず、日本社会の”Global Shift”を推し進める為に日夜成長し続けている。【研修先】マレーシア、ミャンマー【旅行先】香港、シンガポール、ドバイ
別府 奈津実さん
1997年8月24日生まれ。2019年5月入社、通信事業部に配属。2019年10月YouTube営業部へ異動。2020年3月リーダーに昇格。2020年6月~サブマネージャーに昇格。 鹿児島出身で天真爛漫。女性ばかりの世界で育ってきた彼女だが、GPにきて、男ばかりのジャングルに放り込まれた。戸惑いながらも成長を続け、今では営業部の核となる存在となった。今ではジャングルも開拓され、整備されてきたが、彼女の訛りは一切抜けない。むしろ入社当初より訛りが強くなってきているかも、、、新入社員が話した後は、「別府さんの方言、強烈ですね。」と言われる。多くの失敗と成功を積み上げてきた彼女も、次なるステージとして部下を持ち、同格者の輩出をするべく成長を続けている。カラオケでは、ポケットに手を突っ込みながら、仁王立ちし、長渕剛を歌う。【インターンシップ先】オーストラリア・パース(1年)【勤務先】フィリピン・セブ島(3ヶ月)
営業を通してグローバルに活躍できる人材に。GPとの出会い
ーお2人は同期入社とのことですが、これまでに一緒に働く機会はあったのですか?
アリサ:それが、ほとんどないんです、、。
別府:そうなんです、、、異動のたびに入れ違いで(泣)でも、アリサが大阪に出張で来る時はうちに泊まったり、仕事以外でも連絡取りあったりしてますよ!
ー一緒に働く機会がなくてもコミュニケーションをとる機会が豊富で、こうして一緒にインタビューに答えていただけることに、GPのみなさんならではの距離の近さを感じます!
ーお二人とも、GP入社前は何をしていたんですか?
アリサ:大学卒業後、2年間ホテルで働いていました。
もともとホテルやレストラン運営で、日本と母国フィリピンなどの、国と国を繋げる事業をやりたいという気持ちがありました。ただ、就職した先では経営に関わることは難しく、もっと経営にあたって必要な数字に関することをしっかり学ぶため、転職活動を始めました。
そんな時、インターンシップに参加したGPのことを、ふと思い出して。
在学中に、起業家プロジェクトやインターンシップに応募しまくっていたのですが、ことごとく選考に落ち続けて、「私、就活大丈夫かな?」って不安になっていた時に受かったのがGPだったんです。ちょうどGPが海外進出支援事業に力を入れはじめた時期で、ドバイについて調査して、社員の方に発表をするというインターン内容でした。
で、転職を考えた時に、グローバルな視点と数字にこだわる文化のGPに改めて魅力を感じて山本社長に相談をしました。
また、ホテルでインターンシップをしていた外国籍の方たちが、オーダーを取る場面が少なく、バックヤード(裏の仕事)が多くあったことを目にして、もっと彼らが活躍できるように力になりたいなと思ったんです。そんな時にちょうどGPがグローバル人材事業を立ち上げると聞き、社長の思いにも賛同して「ちょうど私もやりたかったんです!」と伝えて入社することになりました。
別府:私はドバイのエミレーツ航空で働くことを目指すかたわら、オーストラリアの中学・高校で日本語教官助手として働いていました。
もともと高校生の頃から東南アジアの学生支援や日本語を教えるボランティアをしていて、世界に羽ばたける仕事がしたいと思っていて。
そんな時にエミレーツ航空の赤とベージュを組み合わせた制服に衝撃を受け、「私もここで働きたい!」という夢ができたんです。
そんな夢をもちつつ短大の英語科に進学して、「まずは海外で生活しよう」と、卒業後、オーストラリアに渡りました。
オーストラリアに渡って間も無くして、念願のエミレーツ航空の選考を受ける機会が訪れましたが、2回挑戦して2回とも落ちてしまって。「圧倒的に経験が足りない」と気づきました。
ちょうどビザも切れるタイミングだったので、日本にいても世界と繋がれる仕事を探すことに。そのうえで、どの業界に行っても役立つであろう営業のスキルをつけようと思ったんです。いくつか内定をもらっていた中で、自分の興味のあるドバイとセブに支社があり、海外で働くためのステップが明確だった、GPに入社することにしました。
入社後の苦悩。周りのサポートと責任感が乗り越えるきっかけに
ーお2人とも営業未経験からの入社とのことですが、入社後きつかったことはありますか?
別府:沢山ありますね。(笑)特に最初はなかなか環境に馴染めなかった。そもそも企業で働くことも、女子校育ちで男性が多い環境も初めてだったんです。それに加えて1日何十件もテレアポをしました。環境にも仕事内容にも慣れるまでかなり辛かったです。
ーどうやって慣れていったのですか?
別府:ある日、上長が飲みに連れ出してくれて、チームのみんなと打ち解けることができました。そうすると不思議と仕事も楽しくなっていって。結果、チームのみんなに助けられました。その後、入社3ヶ月目にチームのメンバーと念願だった海外勤務(セブ支社)に行けることになりました。
ー入社3ヶ月で!入社前の見込みが当たりましたね。実際にセブに行ってみてどうでしたか?
別府:自分の目で現地の人の生活を見ることができていい経験になりました。アリサもまさにそうだけど、フィリピンの方ってお茶目で気さくな方が多いんですよね。
アリサ:ナツミは日本に帰ってきて、別人になったよね!ほんとに垢抜けた!
ーセブでオープンな人たちに接して、何かがはじけたのですか?(笑)
別府:でも、帰国後に回線事業部からYouTube事業部に異動になって、お客さんに直接会う機会が増えたのが大きいかもしれない。会って与える印象や話し方って大きく影響すると思って、意識するようになりましたね。入社当初は仕事でもほぼスッピンだったので、、(笑)ちなみに、鹿児島の方言はいまだに直らないどころか、むしろ訛りが強くなってると思います。(笑)
アリサ:あとは、昇格してチームを持ってからも責任感が溢れ出てた。バリバリ受注取ってくるし。ほんとにもう、、とにかく全体的に変わったんですよ!!すごく尊敬します。
ー海外への挑戦とチームをもつ責任感で、見た目にも中身にも変化があったんですね。アリサさんも、入社してから辛かったことはありますか?
アリサ:入社後、日本の専門学校や大学を卒業した高度人材と呼ばれる外国籍の方と日本の企業をマッチングする事業の立ち上げに配属されました。
普通GPの新人はテレアポからスタートして、ジョブローテーションしていくのですが、私は立ち上げ間もない事業部に配属されたんです。
その上、事業の立てつけもままならない中、当時の上長が異動になって、入社半年後の私がリーダーになりました。
企業の海外事業部の方にアポをとって、私たちの事業説明をするところからのスタートだったのですが、ビジネスについての知識もなく、日々いろいろなことを教えてもらいながら、どうすれば成果が出るのか試行錯誤していました。
同期や後輩が、他の部署で着々と数字を積み上げていくなか、自分だけ成果を上げられない状態が続いていたのがすごく辛かったです。
結局、高度人材事業は一次中断。現在所属するグローバル人材事業部に合流しました。一緒に数字を追いかけられるのはいいな!と感じていたのですが、自分の実力不足を感じ、結果がなかなか出せず、1年後にリーダーから一般に降格したんです。
ーそこから、どのように成果を出せるようになっていったのですか?
アリサ:とにかく数字が取れてる人のトークを丸パクリしました。ログを聞かせてもらって、私には難しい単語は簡単な言葉に直して教えてもらったりして。自分がわからないと伝えられないので。それを繰り返し練習してましたね。
丸パクリしているうちに、お客さんの立場で考えることの大事さに気づきました。そして再昇格して、今年の3月に初めて、受け持ったチームを達成させることができました。
別府:そう、あんなに数字が取れなくて悔しがってたのに、ある日アリサのチームが1位になったんですよ!あれは私も心から嬉しかった!
アリサ:ナツミにもよく相談してたよね。
別府:お互い何かあると相談するし、大阪来たらうち泊まったり、お互いチームも持ってるので、相談してアドバイスしあったりするのは同期ならではですね。
集団成功主義を体現するべく、マネージャーとして心がけていること
ー現在は、別府さんはサブマネージャー、アリサさんはマネージャーに昇格されていますが、チームを持つ立場として心がけていることはありますか?
別府:ポジティブでいられる環境を作ることを心がけています。ネガティブな雰囲気だとお客さんに与える印象も悪くなってアポも取れないし、受注もできないんです。それに、息が詰まりそうな雰囲気の中で仕事したくないじゃないですか。
あとは、ポジティブな雰囲気を作るためには、メンバーと関係構築すのが大事だと思っています。自分が入社当初にしてもらったように、プライベートの話もして仲良くなるようにしています。
その上で、メンバーごとに、どこができているのか、どこができてないのか把握して改善してあげられるよう心がけています。
アリサ:たしかに、チームのモチベーションをあげるのは大事な役割だよね。
GPでは割と頻繁に所属チームが変わるので、私はどんなメンバーを持つかによって毎回心がけることを変えています。
初めてチームを持った時は、ある程度実績のある2人がメンバーだったので、チームの達成はもちろん、2人をどうやって昇格させようか、と考えていました。
次のチームは、新人をもつことになりました。その時は、チームメンバーを知ることに重きを置き、将来何になりたいのか、それにつなげるために何をすればやる気になるのか、などたくさんメンバーと話しながらチームを引っ張りました。
そして今月からマネージャーに昇格しました。まだ手探り状態ではありますが、仕事の見える化をしようと考えています。マネージャーの業務をメンバーにも開示して、私がマネージャーとしてどんな仕事をしているかというイメージを沸かせた上で、いつ誰がどんなポジションについても、「やれます!」って言えるように「見える化」をしたいんです。
今後GPで成し遂げたいビジョンとは
ー今後、個人的にGPで成し遂げたいことはありますか?
別府:新人もたくさん入ってきているので、自分がマネージャーに昇格して、サブマネージャー、リーダーを育てたい。
マネージャーとして部署達成するためには、部署全体を俯瞰する必要がありますが、私はまだまだ自分の数字を追いながらチームメンバーをサポートするのに精一杯。なので、まずはそこをクリアしたいですね。
また、部署がちがうと見えてくるものも違うので、YouTube事業で部署達成ができたら海外進出支援事業や人材事業もやってみたい。
将来的には海外で新しい事業を立ち上げたいです。海外と密に繋がる仕事をしたいというのはずっと変わらないですね。そのために、業務と両立して勉強をして、新たな事業を立ち上げて先陣切っていけるような人間になりたいです。
アリサ:私は、経営者目線でビジョンをもっと語れて、日本の若者や外国籍の方のチャンスを作れる人になりたいんです。まだ経営面の知識や論理的思考が足りないので、しっかり学んだ上で、高度人材の事業にリベンジしたいですね。
日本企業が世界で活躍するためには、企業も人材もグローバルシフトをする必要があると思うんです。
日本の企業ではまだまだ外国籍の方がリーダー以上のポジションに就くケースが少ない。役職者になれるのは日本人だけっていう考えをぶっ壊したい!そのためにも、日本語が話せる優秀な外国籍の人材を日本企業に入れて、グローバル化を推し進める一助を担いたい。それができる事業にリベンジしたいんです。
そもそも、グローバル人材って外国籍の人だけを指すんじゃなくて、国籍問わず、まずビジネススキルを培っていて、かつ英語が話せて、異文化や国際政治の知識がある人全般のことなんです。外国籍の方を入れると同時に、今いる人材をグローバル人材に育てた上で、将来的に様々なビジネスにつなげて、グローバルシフトを進めて行きたいんです。
まずは、GP社内の国際化をも進めて外国籍メンバーを増やしたい。社内で色んな言語が聞こえて来るような環境にしたい。だからこそ外国籍でも大丈夫だよっていうのを私が証明したいんです。ゆくゆくは家庭を持って、仕事しながら家庭や自分の時間を両立できるんだよ、というロールモデルにもなりたいです!
ーそんなお二人が思う、GPの良さってどんなところですか?
別府:社員同士の仲の良さと環境が1番の良さですね。あと、他の会社だとよくないと言われる考え方かもしれないですが、GPでは「企業は学校」だという考えが浸透しています。稼働時間内にも学びの場が沢山あるんです。ひとりができなかったらみんなが助けてくれたり、メンターとしてサポートしてくださる上長もいます。風通しが良いので、社員の一言で組織が変わることが当たり前に起こるんです。
アリサ:平均年齢が若くて、ポジションの格差があんまりないんですよ。だから自分次第で成長のチャンスが沢山ある。あと、人が本当に個性的で仲が良いので、色んな考え方に触れられる。仕事終わりに飲み行くと、気づいたらいつもみんな集まってるんです。ファミリーみたい!(笑)
別府:みんなプライベートでもよく遊んでるもんね。
ーでは最後に、今後GPでどんな人と一緒に働きたいですか?
別府:サブマネージャーを増やさなくちゃいけないので、成長意欲のある人がもっと欲しいですね。あと、GPは集団成功主義を重視していて、自分の成長だけじゃなくてチームで目標達成することを大切にできる人に来て欲しいです。
アリサ:同じく。社長の山本がよく言っているように、自ら事業を行える社内起業家(イントレプレナー)を増やすことも大事なので、成長意欲が高い人にもっと入って来てほしい。あとは、柔軟性がある人。変化が多いので、それをプラスに変えられる人には合っていると思います。絶対負けないっていう根性さえあれば、GPで道を拓けるはず!
取材後記
「国と国をつなぐ経営者を目指す」「世界に羽ばたけるスキルをつける」
それぞれにビジョンを持ち、GPで活躍する姿はまさに「グローバル人材」のモデルになっているように感じました。そしてその過程で、自分の数字を追いながらメンバーを育て、チームで目標達成することに重きを置いているところに、「集団成功主義」というGPの文化が根付いていることも伺えました。アリサさん、別府さん、ありがとうございました!
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